ゆずりば語学研究所

~日本語教師による語学に関わる情報ブログ~

日本語教育能力検定試験の記述対策・勉強方法は?

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日本語教育能力検定試験の試験Ⅲでは、記述の問題があります。

100点中20点分という大きな配点なので、対策しずに試験を受けると、合格が難しくなります。

 

今回は記述の対策方法・勉強の仕方についてご紹介します!

 

【①記述用のテキストを購入】

記述対策をしよう!と決めたらまずアルクの記述対策本を買いましょう。

記述の解き方の基礎を教えてくれます。

 

また、その中に記述の練習問題がいくつもあり、

実際に過去に出題された問題と似たようなものが多くあります。

 


 

このテキストで記述対策すれば、基本的に本番の問題も応用が利くので、どんな問題がでたとしても慌てる心配もありません。

持っていない人は、まず書籍を買うところからはじめましょう!

 

【②模範解答を模写】

 記述の練習でアルクのテキストを購入したら、はじめてほしいことは、「模写」です。

 

問題を見る→自分のアイディアを頭で考える→箇条書きで書く。

ここまでやってください。

いきなり400文字をここで完成させる必要はありません。

 

その後、模範解答を見ます。

ここで模範解答を見て、自分の答えと全然方向が違っても焦らないでください

記述の問題は問題を作った人の答えに添うようにするのが正解ではありません。

 

日本語教育の知識も必要ですが、それ以上に必要なのが、「自分の思う考えを、相手に分かるように、論理的に答える」こと。これができれば、大丈夫です。

 

模範解答を見て、この結論のために、どのような理由を書いているのか?をみてみてください。

 

その後、その解答をそのまま写す。この作業をしてください。

模範解答を書いた人は日本語教育においても、文章においてもプロです。

まずはマネをするところからはじめましょう。



【③文章の構成を決める】

演習を何度もしていくうちに、自分の記述を書き方が定まってきます。

例えば「あるお題に賛成か?反対か?理由を含めて400字で答えなさい」という場合。

 

意見→イエス

理由→1つめは○○だからです→理由詳細

   2つめは○○だからです→理由詳細

   3つめは○○だからです→理由詳細

結論→イエス

 

など。自分の書きやすい文章構成フォーマットを考えておきましょう。

問題によってはそのフォーマットで書きにくいものもあります。

 

3つくらい自分が書きやすい文章構成を考えておきましょう。

当日は、その中から一番書きやすいものを選んで書くだけです。

その場の思い付きで頭から書いてしまうと、論点がきたり、字数内に結論が収まらなかったりします。

 

自分の「型」をつくっておきましょう。

 


 

【いろんなお題でひたすら記述練習】

 

記述は、文章力ではなく、演習回数で点数が伸びます。

私文章を書くのが苦手だから・・・。というのは点を落とす理由になりません!

 

記述の問題の解き方を知り、その練習をすれば合格点はしっかりとれます。

日本語教育能力検定試験は合計で最低70%(168点/240点)は突破する必要があります。

つまり記述で足を引っ張らないためには、14点(20点中)を最低でもとりたいところです。

このアルクのテキストやヒューマンアカデミーの赤本の記述練習問題など、とにかくたくさんの演習を積み重ねましょう。

 

【添削に出してみる】

自分で演習をすることはもちろんですが、自分で勉強していても、「この解答でいいのか?」と不安になってくると思います。

 

そうなったときは、記述の添削を受けてみましょう!日本語教育能力検定試験通信講座では、記述の添削を受けられます。そこで自分の力量を試してみるのもいいですよ。

 

ただ、試験直前だと混みあい、返答が遅れる可能性があるので、早めに取り組みましょう。

 


 

 

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

今回は日本語教育能力検定試験の記述対策・勉強方法についてお話しました。

 

このサイトでは、日本語教師日本語教育能力検定試験に関するコラムを公開しています。

他にも気になる記事がありましたら、ぜひ立ち寄ってください!

 

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日本語教師の給料や年収は??働き方別に紹介!

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日本語教師は、外国人に日本語を教える仕事。

日々成長する生徒の姿にやりがいも大きく、人材不足から需要も高くなってきています。

そこで気になるのが、給料や年収といったもらえるお金に関することです。

 

日本国内での日本語教師の年収は280万円~450万円ほど。

経験を何年も積んでいくと、400~500万円、それ以上となる可能性が高いです。

 

年収が幅広いのは、雇用形態がパートや正社員、派遣社員、業務委託と働き方が様々なのも理由。また、働く場所によっても、給料は大きく変わってきます。

 

今回は、その給料(年収)について、かんたんにお話させていただきます!

 


 

【①日本語学校

◆非常勤講師 ≪目安:年収180万~200万円前後》

養成講座修了後、日本語教師としてのスタートは日本語学校での非常勤講師というポジションが多いです。

 

いきなり常勤になることも、今の需要が続く限り可能ですが、日本語教師は授業準備も必要になってくるので、はじめから常勤スタートだと時間的にも体力的にも厳しい部分があります。

 

非常勤講師は、時給制なので、授業をした分だけ給与が入ります

地域にもよりますが時給(コマ数)は1500円~2000円ほどです。

 

日本語教師の場合、1日に担当可なコマ数は通常2コマ(多くても4コマ程)なので、1日4コマを受け持てば月収は14万~18万円となります。

自分が授業をできる時にシフトを入れられるというメリットがあります。しかし、年末年始のお休みや、授業がないときなどがあるとその分働けないので、お給料も減ってしまうというデメリットもあります。収入を安定させたいのであれば、常勤講師を目指しましょう。

 

◆常勤講師 【目安:年収300万円~350万円】


常勤講師は基本的に正社員になるので、「月給+賞与」でお給料がもらえます。

非常勤講師よりも、給料面で安定しやすく、長く働きやすい環境です。

 

ただ、非常勤講師は、授業だけに力を注げば大丈夫な場合が多いですが、常勤講師は、授業だけでなく、日本語学校で必要な業務を幅広くやる必要があります

 

その仕事も全て含めて、常勤の日本語教師のお仕事になります。

 

以前までは、日本語の教授経験者を中心に常勤のポジションが用意されていました。しかし近年では、採用面接で模擬授業がきちんとできれば、未経験でも専任講師になれる場合があります常勤で働きたいかたは、トライしてみましょう。

 

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【②オンライン(スカイプ)レッスン・プライベートレッスン≪給料は実施回数による》】

 

日本語教師の働き方は、他の職業に比べて様々な働き方があります。

その中で注目されているのが、オンラインレッスンスカイプなどの通話アプリを使って、日本語を教えることができます。

 

時給900円~1200円ほどの時給制や、1コマ25分で500円など。オンラインレッスンのサイトによって様々です。

 

時間や場所も自分で自由に選べるので、主婦さんや子育てママさん、会社員さんの副業として、注目されています。空き時間を有効活用できるのがいいですよね。

 

また、カフェなどでプライベートレッスンとして教えることも可能。 60分3000円~6000円ほど。グループレッスンにすれば、さらにもらえます♪集客や場所を自分でする必要がありますが、かなり割のいい働き方でもあります。

 

【③大学で講師として働く】

 

大学となると大きな教育機関なので、給与の待遇がいいところが多いです。

日本語学校と同様に非常勤講師と常勤講師の2つがあります。

 

◆非常勤講師 ≪目安:時給3000円以上

日本語学校と比べるとかなり給料が多いです。

ただし、非常勤講師の場合、1年契約など、契約期間を設けられている場合が多いです。 ただ、大学で授業するコマ数は決まっているので、持っているクラスの時間は固定して働けるので、安定しつつも掛け持ちをしたいという方にはピッタリです。

 


 

◆常勤講師 ≪目安:月給30万円~50万円以上

特に常勤講師は経験やスキルを求められるので、採用の難易度はかなりあがります。ただ、安定して仕事がある上に、大学の講師という地位もあり、給料はかなりよくなります。日本語教師1本で生きていきたいのであれば、最終目標をここに設定するとよいでしょう。



【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

 

今回は日本語教師の給料・年収というリアルな話題について触れさせていただきました。

仕事のやりがい」も大切ですが、生きていくためには「お給料」も必要です。

日本語教師として、いろんなキャリアの積み方があるので、自分にあったプランを決め、それに向かってすすんでいきましょう

 

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大学生が日本語教師を目指す。日本語教師になるには?

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日本の少子高齢化問題により、外国人の労働力は日本経済を支えるという面で要となってきています。ですので、日本語教師は需要が高くなる一方です。

 

これから日本語教師を目指す大学生のあなたに。

実際に大学時代に日本語教師の資格をとった私の経験を踏まえてお話します!

 


 

日本語教師になるには3つの方法がある】

①大学で日本語教育の主専攻または副専攻として学び、修了する。

⇒卒業すれば、日本語教師としての資格が与えられます。

日本語教師養成講座420時間コースを受講し、修了する。

⇒資格学校に通い、養成講座を修了すればクリアとなります。

日本語教育能力検定試験に合格する。

合格率は20%前後という難関資格です。

公益財団法人日本国際教育支援協会が実施する、日本語教育に携わるにあたり必要とされる基礎的な知識・能力を検定する試験となります。言語に関わる部分から、日本語教育の歴史まで、幅広く出題されます。

 

以上①~③のいずれかの条件にあてはまっている方であれば、

日本語学校日本語教育機関等では採用時に書類選考、面接へ進むことができます。

 

【大学のうちに日本語教師になるべき理由3つ】

 

《メリット1》就職の強みになる

大学生で日本語教師の資格を取得すると、いろんなキャリアの可能性が見えてきます。

日本語教師のような、就職において有力な資格を持っている大学生は少ないので、他の学生よりかなり有利なポジションに立てます

 

私自身、大学在学中に就職活動は一切しませんでした中途採用の外国人技能実習生をしている会社が求人募集をしていたので、新卒でしたが応募をして、関連の高い資格であることから、採用されました。

 

それだけ、日本語教師の資格は新卒ブランドをも超えます。

 

たとえ離職をしてしまったとしても、再就職も早く決まりやすいです。あなたにとって自分を売るための分かりやすい武器になります。

 

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《メリット2》時間がある

大学時代は人生の夏休みとも言われます。

大学の授業以外は、自分も時間であり、基本的に自由です。アルバイトをしてもいいし、旅行に行ってもいいし、友達と遊んでもいいです。その時間に何をするか?はあなたが選べます

しかし、その自由さには「自己責任」がついてまわります。

これからあなたがつくり上げていく人生に大きく影響する時間でもあるのです。

その自由なたくさん時間を、自己投資の時間にあてるべきです。

日本語教師の資格取得には時間がかかります。養成講座であれば、420時間の授業と実習を行う必要があります。日本語教育能力検定試験であれば、その勉強時間の確保も必要になります。その時間を大学時代にあてれば、その先の将来、いい方向にすすんでいくでしょう。

 

《メリット3》頭の回転が早い

20代から年齢を積み重ねていくごとに、新しいことを覚える能力が劣っていきます。

特に、日本語教育能力検定試験の場合、勉強量と効率の良さが合格の要になってきます

10のことを覚えるのに1時間かかる20代と、10のことを覚えるのに5時間かかる50代と。どちらが、効率がいいでしょうか?いろんなことを吸収しやすい時期に、勉強をはじめましょう。

 

有効期限や資格の更新費用もいらないので、少しでも日本語教師に興味があるなら、早めにチャレンジしておいたほうがいいと思います。

 

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【大学卒業後、日本語教師としてのキャリアプラン

 

(例1)就職活動をして会社員になる→のちに日本語教師メインで働く

社会人未経験の新卒の方は、そもそも社会で働くということを知りません

ですので、就職活動をして会社員として働いてから、日本語教師となる方法もあります。

会社員としての経験は、「働く」ということを知るために大切な経験です。働く」という楽しさや大変さを知ってからのほうが、仕事に取り組みやすいので、このプランはとてもオススメです。

 

(例2)大学院に進んで、大学の教員を目指す

大学院では、専門的に日本語教育について学ぶことができます。

日本語教育の世界に両足を突っ込んで、スペシャリストになりたいという方は、大学院の進学を検討しましょう。

大学課程や420時間の養成講座では、日本語教師をメインにキャリアを積み、大学などの公的教育機関で教えるには、足りない部分が多くあります。日本語教育を学べる大学院を調べてみましょう。

 

(例3)日本語学校で働く

日本語教師不足に悩む日本語学校が多いです。生徒数は増える一方なので、教師不足は学校の継続にもかかわってきますので、基本的に人を採用したいと考えています。

いろんな国籍や文化を持つ生徒に出会え、教授経験をすぐに積めます。

一般的に、日本語教師の資格をとった人は非常勤教師としてキャリアを積み、その後常勤して採用となるコースをたどる人が多いです。卒業後すぐに日本語教師になりたいと考えている方に、はじめやすいのが日本語学校からのスタートです。



この例以外にも、日本語教師の資格を活かして働く方法はあると思います。日本語教師をメインとして働くのか、メインの仕事は別にあって日本語教師をサブにするのか。あなたが今後10年、20年でどんな日本語教師になりたいのか?で決まってきます

 

雇用形態や仕事量を変えることができるので、長く続けられます。資格を持っていることで、1つの組織じゃないと働けないわけでないので、これからの時代の働き方として合っている職業でもあります。大学生のうちにとっておいて損はありません。

 


 

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?

今回は大学生が日本語教師になるには?についてご紹介しました。

 

こちらのサイトでは、日本語教師に関することや日本語教育能力検定試験についてのコラム掲載をしています。気になった記事があればぜひ立ち寄ってみてくださいね♪

 

日本語教師の就職活動はどうやってするの??求人掲載サイトもご紹介!

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どこの日本語教育機関も、日本語教師不足。

日本語教師の需要は高まっていく一方です。

 今回は、日本語教師の就職方法について3つお話します!

求人に応募する

今ネットでも流行りのindeedハローワークインターネットサービス求人ボックスなど求人検索サイトを使って、日本語教師の求人を探します。

探し方はカンタンです。👇




このように、「日本語教師」「愛知県(場所)」を入力するだけ。

ハローワークインターネットサービス、求人ボックスも同様です。

 

ご自身のエリアで検索してみてください!

 

ただ、求人サイトの求人掲載は料金がかかることから、

日本語教師を募集している掲示板などのほうが、求人数は多いです。

求人掲載のあるサイトをご紹介しますね♪

 


 

◆NIHON MURA(日本村)・・・http://info.nihonmura.jp/

日本語村は、かなり最新の日本語教師求人情報が載っていて、かつ情報が求人を見やすいです。日本語学校の求人が多い気がします。学校の訪問会や採用説明会などのお知らせもしてくれるので、これから日本語教師として、本格的に就職活動をしたいという方にとてもおすすめのサイトです!



日本語教育学会・・・http://www.nkg.or.jp/boshu

日本政府(文化庁がおこなう学会のサイトです。

こちらでも日本語教師の求人を公開しています。

 

社団法人や独立行政法人の留学試験課や大学など、大きな日本語教育機関の求人が多いです。

 

また、「日本語パートナーズ」という有給インターンシップのような日本語教師のためのプロジェクトを実施しています。アジアをメインに教師を募集しており、その募集状況も掲載しています。

 

日本語教師の集い・・・http://www.e-tsudoi.com/db_job/job/job_bbs_list.php


国内海外問わず、日本語教師の求人を掲載。

アジア諸国(中国が多い)と関東エリアがほとんどです。

 

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オンラインの講師の求人募集についても公開しています。



◆にほんごしょてん そうがくしゃ・・・http://www.sogakusha.co.jp/kyoshi.htm

日本語学校の求人を中心に掲載。東京や神奈川などの関東エリアが中心です。

クリックしなくても、勤務日数や勤務地など一目で求人条件が分かるので、分かりやすくていいですよね

 

◆jegs・・・https://www.jegsi.com/job-offer

海外の日本語教師求人が多い傾向にあります。

 

◆国際日本語研修協会(IJEC)・・・https://www.ijec.or.jp/domestic


 

このように、日本語教師に関わる掲示板に、求人掲載が多くあるので、探してみてくださいね!

 

養成講座の学校で就職サポートをしてもらう

 

日本語教師養成講座を受講している、もしくはされた方は、その学校で就職のサポートサービスがある場合があります。

 

外部のキャリアカウンセラー講師との連携を測っていたり、その学校が非公開求人の情報を持っていたりもします。

また、私が通っていた養成講座の学校では、壁に日本語教師の求人がたくさん貼ってありました。

 

面接対策や就職活動の方法を教えてくれるなど、全面的にサポートをしてくれる学校もあります。一度学校のホームページを見てみたり、連絡してみるといいと思います。

 

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知り合いの紹介

日本語教師のお知り合いがいれば、その方に紹介して頂くという方法もあります。

 

紹介のメリットは、その職場(日本語学校など)の評判を知れること。

スタッフや学生の質、教育方針などで、日本語学校の雰囲気や自分に合っているかどうか?などが変わってきます。その情報を勤める前に知れることはとても大切です。

 

また、ネットやなど表に出ていない求人情報を知れることもあります。

 

紹介してもらわなくても、情報入手だけでもいいので、知り合いの日本語教師の方に聞いてみるといいですよ!

 

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回は日本語教師の就職事情についてお話しました。

 

①自分で求人を探す・見つける

②就職サポートに頼る

③知り合いの紹介

 

の3つがあります。

普通の会社に入社する「中途採用」とはまた違うので、いかに情報を手に入れるか?が鍵になります。

 

まずは、①の「求人を探すこと」は今からでもはじめられるので、ぜひ求人をみてみてください。まだ日本語教師の資格を持っていない人でも、求人を見るだけでもモチベーションになるので、おすすめです。

 

このサイトでは。日本語教師日本語教育能力検定試験に関するコラムを公開しています!

他にも気になる記事があれば、寄り道していってくださいね♪



日本語教師になる費用は?学費やテキスト代など。

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日本語教師になりたい!そう思ったとき、気になるのはかかる費用

 

まずはじめに。分からない方もいるかもしてないので、日本語教師の資格について説明します。日本語教師として採用されるための条件として、以下3つのいずれかを求められます。

 

①大学で日本語教育の主・副専攻課程を修了

②420時間以上の日本語教師養成講座を修了(通信または通学)

日本語教育能力検定試験に合格

 

この中のどれかを選ぶか?で費用は変わってきます。

3つのうちいずれかがあれば大丈夫なので、ぞれぞれどんな方法があるのか?についてご紹介したいと思います。

 

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日本語教師養成講座420時間を受講する

 

日本語教師になろう!と決めたら、まず養成講座を受講するというのが王道なプランです。

初心者日本語教育の勉強をはじめるとしたら、ここからスタートするといいと思います。

 

養成講座の講師の授業でしっかり知識をインプットできます。日本語教育の勉強には、専門用語がかなり多く、自力での勉強はかなり根気が必要です。養成講座であれば、講師の話している言葉のシャワーを第一段階で浴びることができるので、日本語教育の勉強の導入として、適切なプランかと思います。通学と通信の2つプランがあるので、お教えいたします♪

 

◆通学制

養成講座をしている資格学校によって学費は様々ですが、平均して50~60万円程度になります。通学なので金額は高い傾向にありますが、外国人教育実習があったり、就職のサポートもしてくれる場合が多いです。今後、日本語学校で教師になりたい。職業にしていきたい。という方は、このプランがおすすめです。

 

養成講座によっては月10.000~の分割払いで組むこともできます。自分のペースで無理なく学費払うことができる制度もあります。

 

通信制

養成講座はパソコン1台あれば、自宅で受けることも可能です。費用は平均して15~20万円ほど。通学制よりもかなり安価です。場所や時間を問わないので、自分のペースで勉強を進したいという方にはオススメなプラン。

しかし、デメリットもいくつかあります。実技・実習がないことが多く、実践的な経験は積みにくいです。日本語学校の条件として、通信制の養成講座は不可とする学校もあります。不可としていない場合も、実際にどのように教えるかがトレーニングできないので、採用されたとしてもそこで苦労をすると思います。

また、自分で学習をコントロールしないといけないので、モチベーション維持が難しい方には不向きでしょう。日本語ボランティアなどのために資格だけほしい人であれば、実践力をそこまで問われないので、大丈夫でしょう。

 


 

 

日本語教育能力検定試験に合格する

◆通信で講座DVDを視聴

日本語教育能力検定試験をする人のほとんどが通信講座を受講しています。

通信講座は5~15万円と幅広いです。

 

通信講座で勉強した人はそうでない人に比べて、合格率が高いというデータもあります。

 

養成講座の授業と範囲が重なっている点は多くありますが、養成講座で深く触れられていない部分が頻繫に出題されるものもあるので、検定試験の対策のための勉強をする必要があります。なので、養成講座だけを受講している方でも、通信講座をとる意味は十分あります。

 

また、通信の養成講座と同様に、時間と場所は自分で決められるというところも大きなメリットです

 

◆通学で日本語教育能力検定試験の対策講座を受ける

養成講座だけでなく、日本語教育能力検定試験の対策講座をしている資格学校もあります。

公務員試験の資格学校などと同じように、資格をとるために勉強する環境を整えることができます。費用はおおよそ6~12万ほどです。



◆独学をする

通信教育もスクール教育も受けないという人は、「日本語教育能力検定試験の合格」を狙えば、日本語教師としての要件は満たせます。

参考書2~3冊とや過去問4年分を購入すると、全部で2~3万円ほど。 中古で購入したり、大学図書館で借りるなどすれば、さらに費用を抑えることができます。

どの方法よりも安く、勉強時間だけ確保できればいいので、早く日本語教師の資格をとることができます。ただ、10月の年に1回しか開催されないので、タイミング的に養成講座を受講したほうが早い場合もあります。

そして合格した場合、知識があることは証明されましたが、教員として教えるという力をアピールできません。日本語教師として、食べていきたいのであれば、養成講座の受講も併用することをおすすめします。

 


 

 

大学で日本語教育の主・副専攻課程を修了

 

大学の要件を満たしたい方は、大学に学費分が必要です。最低でもおよそ(50~120万円×4年になります。大学によって学費はさまざまですが、一般的に国公立大学で年間50万~、私立大学で100万円~と考えて頂ければと思います。

高校生以下で、これから大学に通うという方にはかなりおすすめです。

他の大学生と同じように、大学生として授業を受けて、卒業したら日本語教師になれる権利がもらえるんです!

ただ、社会人の方の場合、このプランはかなり難しいです。

 

まず、大学入試に合格しなければならないのと、日中に大学に通う時間も必要になってきます。ですので、社会人として働いている人は他の2つのプランから選んだほうがベターでしょう。

 

【まとめ】

いかがでしたか?

今回は日本語教師になるためにかかる費用についてご紹介しました。

 

日本語教師だけでなく、資格をとるためには費用がかかります。

 

ただ、その費用で資格をとることは、自分の自己投資にもなります。

資格をとってからも、新しい経験をする機会を得て、自分の未来も変えることだってできます。

 

ただ、自分の今の生活もあると思うので、あなたにとって無理のないプランで進んでいきましょう!

 

このサイトでは、日本語教師日本語教育能力検定試験に関するコラムを掲載しています。他にも気になった記事があれば、寄り道していってくださいね♪

 

ヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座を受けた感想。よかった点・悪かった点

日本語教師養成講座の王道はヒューマンアカデミー

 

ヒューマンアカデミーの養成講座は、日本語教師になりたいと考えたときに一番ベーシックな資格学校です。大手人材サービス会社による学校なので、知名度も高く、養成講座に通いたい。と思ったらココが検索でも上位に出てくるかと思います。

私が大学生の頃の2017年4月~2018年9月まで、ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座の生徒でした。そこで、今回はみなさん気になるヒューマンアカデミー日本語教師養成講座420時間について、良かったと悪かった点についてお話します。

 

ヒューマンアカデミーの良かった点

 

◆講師の質がいい・好きな講師を選べる

ほんとうに、教えていただいた先生には感謝しかありません。

授業を心から楽しい!と思えたのは、この養成講座の授業がはじめてでした。

 


 

日本語学校日本語教師をしている先生から、海外の大学で教えた経験のある先生。

ボランティアメインで活動している日本語教師まで経歴は様々です。職業柄、気さくに話せる先生が多いです。

 

授業の質問だけでなく、就職の相談や、検定試験の勉強方法なども教えてくれました。卒業後に連絡先を交換し、やりとりをしている講師もいます。そのくらい、これから日本語教師を目指す生徒に愛のある先生が多いです。

 

また、自分にあった講師に途中で変更してもOK!同じ内容の授業でも、時間や曜日によって講師が違います。

初回受けてみて、他の講師にしたい。と思ったら、別で同じ授業をしている講師に変更もできます。

 

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◆自分のペースで通える

養成講座では、決められた単元の授業を全て受講する必要があります。曜日や時間ごとに行っている授業が違うので、自分が受講していない授業をどんどん受けていく。ということになります。

大学の必修科目や自動車学校の学科授業と同じような感じです。

 

例えばこんな通い方ができます♪

 

(例)主婦さん 通学3ヶ月(週5日)

(例)大学生  通学1年~1.5年(週3日)

(例)会社員  通学2~3年(土日のみ)

 

よくある資格学校の〇月〇日開催の何時~のコースと決められていません。自分の空いている時間を有効活用して通学ができます。

 

※受講する授業の順番は問わないですが、はじめに受講しておいたほうが後の授業を理解しやすいということはあります。それは、講師や受付スタッフさんに聞けば教えてくれるので、時間の融通が利きそうな通学をできるのであれば、その順番に受講したほうがいいです。

 

また、来週だけいけない。となった場合も授業の振替ができるので、自分のライフスタイルに合わせて通いやすかったです。※振替ができない授業が2.3コースあります。



◆実習がとても実践的

 

日本語教師養成講座では、全て授業の受講後に「外国人教育実習」があります。

自分たちで教案を作成し、45分~60分ほど授業を行います。

ホワイトボードやタブレット、絵カードなども自分で考えます。

実習当日は、日本語を勉強している学生が生徒役として来てくれます。

実習教師からのアドバイスはもちろん、実際に日本語を勉強している生徒からの声が聞けたのは、とても貴重でした。

日本語教師としての現場デビュー前にとてもいい練習になります!

 

◆就職のサポートをしてくれる

ヒューマンアカデミーには就職部があり、入学して生徒になると、就職のサポートをしてくれます。それは、養成講座を終えて卒業した後でも、卒業生として相談にのってくれます。

 

そして、その校舎エリアの日本語学校の何校かが集まり、合同説明会も開催しています。逆に、日本語学校の見学会ツアーもあります!

 

生徒の日本語教師デビューをしっかりサポートしてくれるので、とてもありがたかったです。

 

◆学生数が多く、モチベーションになる

ヒューマンアカデミーの養成講座をする生徒は他の養成講座よりも、生徒数が圧倒的に多いです。多いときだと40~50人ほどの講義を受けたこともあります。ほとんどの先生がディスカッションやグループの協同作業の時間を与えてくれるので、知り合いが1人もいない環境でも、他の生徒さんと仲良くなれるチャンスは多くあります!

自分と同じ目標に向かって頑張る仲間にも出会えるので、とても勉強のモチベーションになりますよ。

 

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ヒューマンアカデミーの悪かった点

日本語教師養成講座を受けるなら、ヒューマンアカデミーがとてもおすすめですが。

良くなかった点についても知っておいた方がよいと思うので、述べさせていただきます。

 

◆事務スタッフのスキルが低い

これは、私が通っていた校舎だけでなく、全体的に言えることです。

日本語教師養成講座には、単元があり、その単元を終えるとテストを受ける必要があります。事務の方から別のテスト解説が書かれた用紙がが配られました。幸い、私はそのテストは受けたことがあるものだったので、良かったですが。完全に解答漏洩ですよね。

 

また、ハローワーク助成金申請をしていた生徒さんからの話ですが。

助成金を受けられる条件について。ハローワークの既定とヒューマンアカデミーの既定が違っていたそうです。その説明もまったくなかったうえに、条件によってはあと1ヶ月卒業が遅れていたら助成金を受けられなかったそうです。

 

事務や受付スタッフの教育がしっかりできていないと感じました。

 

◆テキストの脱字や間違いが多い

 

修正のお詫び用紙がテキストに挟まっていることが多いです。

ヒューマンアカデミー日本語教育能力検定試験の赤本や対策テキストも同様です。

 

ですが、基本的に講師がつくった解説プリントをもとに作成するので、420時間の授業内で支障はありません。日本語教師向けのテキストを制作している別の会社のものも多く使われているので、そこまで心配することはありませんが。

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入学する前に知っていたほうが、ギャップもなくなると思ったのでふれさせていただきました。

 

その他にも大手企業のはずなのに、「え?」と思う点がいくつかありますが。生徒のみなさんに大きな支障はないのでこの辺で。

 

【まとめ】

いかがでしょうか?

今回は、ヒューマンアカデミー日本語教師養成講座420時間の受講レビューについてご紹介いたしました。

 

このサイトでは、日本語教師に関するコラムや日本語教育能力検定試験の解説などをとりあげています。気になった記事があれば、ぜひお立ち寄りくださいね♪

 

【3POINT】勉強プランはもう立てた??日本語教育能力検定試験合格までのプランづくり

勉強計画は目標達成のためにする

日本語教育能力検定試験に合格したい!』🏁

試験料1万円は他の試験に比べてかなり高いです。

せっかく受けるなら、しっかり勉強して合格したいですよね♪

 

でも・・・試験日までに何をどうしたらいいの?

まずは、『勉強・合格計画』📚から始めましょう!!

何事も、何かを成し遂げるにはプランニングが大切。

その勉強計画をどのようにたてればいいのか?についてをお教えします!!

 

 

①やったことではなく、何をできるようにするか?が大切。

よくある計画の立て方が「このテキストの○○ページまで」というような例。

その課題を終えることだけ📒が目的になっていませんか??

このテキストを10ページ解くことで、あなたは何かできるようになりますか?

 

(例)

聴解を40点取る⇒前半の聞き取りは完璧にする⇒何度も演習が必要⇒週2回聴解前半分を解くなど。

 

 

勉強するための計画ではなく、合格するための計画をたてましょう! 📅

 

②試験日までに自分がどうなっていたいのか?逆算で考える

 

例えば、今が4月の場合。

「10月・・・過去問が8割解ける

⇒「9月・・・過去問が6~7割解ける

⇒「8月・・・赤本を完璧に

⇒「7月・・・1問1答を完璧に」

⇒「6月までに・・・DVDや教科書などでおおまかな試験内容を知る

⇒今から2ヶ月以内にDVDと教科書を2周しよう。

など今やるべきこととその理由がわかりますよね!!

 

 

③計画はザックリ!余裕を持って!

日本語教育能力検定試験の試験勉強に限らず、つめつめの計画を立てる人がいます。

 

スケジュール帳などで無理な勉強量が記入すると、必ず計画倒れします。

 

そして、計画通りにできないと、モチベーションも保てないですし、かえって勉強をしなくなったりします。

せっかく計画を立てたのにもったいないですよね。

 

ですので、計画はおおまかに

そして余裕をもって作成しましょう。

予備日や調整する週などを作るといいです♪

 

(例)6月の計画

第1週⇒言語一般(DVD視聴・赤本の一問一答)

第2週⇒聴解(DVD視聴・赤本の一問一答)

第3週⇒言語と教育(DVD視聴・赤本の一問一答)

第4週⇒第1~3の復習+できなかったところの調整日

 など。

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

今回は日本語教育能力検定試験に合格するための計画の立て方についてご紹介しました。

合格するためのプランをあなた自身がしっかり分かっていることが大切です。

 

あとは!そのプラン通りに勉強するだけ。合格に向かって歩くだけです。

 

このコラムを参考に!日本語教育能力検定試験についての記事はたくさんあるので、気になった記事が他にあれば立ち寄ってみてくださいね♪