日本語教育能力検定試験の記述対策・勉強方法は?
日本語教育能力検定試験の試験Ⅲでは、記述の問題があります。
100点中20点分という大きな配点なので、対策しずに試験を受けると、合格が難しくなります。
今回は記述の対策方法・勉強の仕方についてご紹介します!
【①記述用のテキストを購入】
記述対策をしよう!と決めたらまずアルクの記述対策本を買いましょう。
記述の解き方の基礎を教えてくれます。
また、その中に記述の練習問題がいくつもあり、
実際に過去に出題された問題と似たようなものが多くあります。
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このテキストで記述対策すれば、基本的に本番の問題も応用が利くので、どんな問題がでたとしても慌てる心配もありません。
持っていない人は、まず書籍を買うところからはじめましょう!
【②模範解答を模写】
記述の練習でアルクのテキストを購入したら、はじめてほしいことは、「模写」です。
問題を見る→自分のアイディアを頭で考える→箇条書きで書く。
ここまでやってください。
いきなり400文字をここで完成させる必要はありません。
その後、模範解答を見ます。
ここで模範解答を見て、自分の答えと全然方向が違っても焦らないでください。
記述の問題は問題を作った人の答えに添うようにするのが正解ではありません。
日本語教育の知識も必要ですが、それ以上に必要なのが、「自分の思う考えを、相手に分かるように、論理的に答える」こと。これができれば、大丈夫です。
模範解答を見て、この結論のために、どのような理由を書いているのか?をみてみてください。
その後、その解答をそのまま写す。この作業をしてください。
模範解答を書いた人は日本語教育においても、文章においてもプロです。
まずはマネをするところからはじめましょう。
【③文章の構成を決める】
演習を何度もしていくうちに、自分の記述を書き方が定まってきます。
例えば「あるお題に賛成か?反対か?理由を含めて400字で答えなさい」という場合。
意見→イエス
理由→1つめは○○だからです→理由詳細
2つめは○○だからです→理由詳細
3つめは○○だからです→理由詳細
結論→イエス
など。自分の書きやすい文章構成フォーマットを考えておきましょう。
問題によってはそのフォーマットで書きにくいものもあります。
3つくらい自分が書きやすい文章構成を考えておきましょう。
当日は、その中から一番書きやすいものを選んで書くだけです。
その場の思い付きで頭から書いてしまうと、論点がきたり、字数内に結論が収まらなかったりします。
自分の「型」をつくっておきましょう。
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【いろんなお題でひたすら記述練習】
記述は、文章力ではなく、演習回数で点数が伸びます。
私文章を書くのが苦手だから・・・。というのは点を落とす理由になりません!
記述の問題の解き方を知り、その練習をすれば合格点はしっかりとれます。
日本語教育能力検定試験は合計で最低70%(168点/240点)は突破する必要があります。
つまり記述で足を引っ張らないためには、14点(20点中)を最低でもとりたいところです。
このアルクのテキストやヒューマンアカデミーの赤本の記述練習問題など、とにかくたくさんの演習を積み重ねましょう。
【添削に出してみる】
自分で演習をすることはもちろんですが、自分で勉強していても、「この解答でいいのか?」と不安になってくると思います。
そうなったときは、記述の添削を受けてみましょう!日本語教育能力検定試験通信講座では、記述の添削を受けられます。そこで自分の力量を試してみるのもいいですよ。
ただ、試験直前だと混みあい、返答が遅れる可能性があるので、早めに取り組みましょう。
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【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
今回は日本語教育能力検定試験の記述対策・勉強方法についてお話しました。
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