ゆずりば語学研究所

~日本語教師による語学に関わる情報ブログ~

日本語教育能力検定試験 過去問を使った勉強方法とは?ポイント3つをご紹介♪

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①最初はまとめて解かなくてもOK

以前、過去問は最低4年分は必要というお話をしました。

書店や通販サイトで売っていますので、そちらで手にいれることができます。

 

 

過去問を解きはじめるのは試験前1~2か月が目安ですが、

モチベーションUPのためにも、早めに購入をしておくことをおすすめします。

 

過去問は年数が古い順に解いてください。

最新のものは直前にとっておきましょう。

 

その解き方として、過去最新2年分以外は、

以前ご紹介した問題集での勉強方法と同じ解き方で大丈夫です。

 

解く→用語集やテキストで確認→ノートにさっとまとめる

 

まだそちらの記事をご覧になっていない方は以下をご覧ください。

 

yuzuriba.hatenablog.com

 

まとめて90分~120分、まとめて勉強時間をとることができる方は、

いっきに解いていただいても大丈夫です。

 

ただ、まとめて時間を取れる人ばかりではないので、

少しずつ解いていただいても大丈夫です。



②過去最新2年分はまとめて解いてみよう

 

まとめて解くというのは、

試験Ⅰであれば90分で全ての問題を解ききるということです。

 

🈪の(5)まで解いて、答え合わせというのは×です。

 

その理由として、ここでの過去問の使い方は、試験の模擬練習をするためにあるからです。

 

検定試験の合格は、知識があればいいというわけではありません。

 

解くスピード集中力も求められます。

これがなければ、検定試験の突破は難しいです。

 

 

★解くスピードが必要な理由

問題を解く力があっても、試験時間内に解ききらなければ、点数になりません。

 

特に、試験Ⅲは記述問題もあり、時間がありません。

時間内に解ききるスピーディーさも、求められます。

 

★集中力が必要な理由

試験Ⅰは90分→試験Ⅱは30分→試験Ⅲは120分

これを1日で行います。かなりの長丁場です。

 

集中がきれてしまうと、問題を解く効率が落ち、

正答率を下げてしまう可能性があります

 

ですので、この解くスピードと集中力をつけるためにも、

まとめて解く練習をしておきましょう。



③模擬試験にチャレンジしてみよう!

 

また、この試験は、全国の会場で一斉に始める必要があります。

休憩時間と試験時間以外に、試験官が説明をしたり、準備をする時間も決められています

この時間がとっても長いのが、日本語教育能力検定試験です。

 

大きな会場が、余裕をもって試験をスタートできるために、

その時間にあわせられています。

 

ですので小さい会場では、配り終わる時間が早く、

何もせずにボーっとしている時間がされに多いです。

20分くらい何もしない時間があるところも!?

 

その時間も含め、練習できるのは『模擬試験』です。

 

だいたい日本語教育能力検定試験の1か月くらい前(9月中旬)

養成講座を実施しているスクールで行われます。

 

この機会に、集中力を高める練習をしておきましょう!



まとめ

 

いかがでしたか?

今回は日本語教育能力検定試験の過去問について

「使い方のポイント3つ」をご紹介しました。

 

検定試験を突破するために、過去問は必須です。

この過去問を解いて、合格点に近づくようになってきたら、大丈夫です。

 

あとは本番で、それと同じように解けば合格できます。

 

 

過去問を制する者は、試験を制する。

これは日本語教育能力検定試験に限らず、どの試験にも言えることです。

 

上手く活用して、合格の道をいっしょに歩きましょう!